「遺伝子組み換え作物」について、政府のホームページで公開されていた情報がなくなっていることを伝えましたが、どうもそれどころではない事態が進行中のようです。こんなメールをいただきました。遺伝子組み換え作物は、食品としての安全性と、環境に与える影響を検討して、両方とも問題がなければ許可されます。
食品としての安全性は内閣府に設置された食品安全委員会が審査を行います。
環境に与える影響は農水省と環境省が共同で設置する「生物多様性影響評価検討会(以下、検討会と略す)」が審査を行います。これまで年に数回開催されていました。
ところが、今年の3月24日の検討会を最後に、4月以後の開催がキャンセルされて、審査が止まってしまいました。委員の任期が3月に終わったのですが、4月から新しい委員の任命について農水大臣の許可が取れず、委員がいなくなったことが原因のようです。
日本での審査が終わっていない遺伝子組み換え作物は、海外から輸入することはできません。日本で使われている食用油や家畜の飼料の大部分が遺伝子組み換えですから、審査が止まってしまうと、今後、これらに大きな影響が出る可能性があります。
しかし、具体的に何が起こっているのか、農水省から説明が行われていません。
「国民の生活が第一」というマニフェストを掲げて政権の座に着いた民主党が、遺伝子組み換えのホームページの閉鎖に続いて、遺伝子組み換え作物の審査までも止めたことについて何の説明もないのはどういうことでしょうか?
政策決定の経過を明らかにする「透明性」と、なぜそのような政策をとるのかを国民に説明する「説明責任」をまったく無視して、国民を馬鹿にしているとしか言いようがありません。
あまり知られていないけれど、とても大事な問題なので、お知らせします。
2010年05月24日
via kenji.ne.jpPosted via web from clipclip drop | Comment »
遺伝子組み換えの審査が止められました ◁ 森羅情報サービス